「なぜ4分もかけるんですか」と聞かれることがあります。正直に言うと、最初から4分だったわけではありません。2分で落としていた時期もありました。その頃のコーヒーは、今より薄くて、雑味がありました。試行錯誤の末に4分に落ち着いた話をします。

抽出時間が短いと何が起きるか

コーヒーの成分は、湯が粉に触れている時間が短いほど、軽い成分から先に溶け出します。酸味や香りの成分は早く出る。甘みや深みは時間がかかる。2分で落とすと、酸味だけが突出して、甘みが追いつかない。飲んだあとに何も残らない感じがします。

4分という時間の根拠

Oak Blend Zoneで使うOakブレンドは中浅煎りです。深煎りより成分が溶け出しにくい。だから時間が必要です。具体的には、蒸らし30秒、1投目から2投目まで90秒、2投目から3投目まで90秒、最後の落ち切りまで60秒。合計4分。この流れで、柑橘の余韻とナッツの甘みが両方出てきます。

自宅で試すときのポイント

家でやるなら、まず湯温を確認してください。沸騰直後の100度ではなく、少し冷ました92度前後が適切です。温度計がなければ、沸騰後2分待つと大体そのくらいになります。あとは焦らないこと。4分は長く感じますが、その間に香りを楽しんでください。

テイクアウトのときに変わること

テイクアウトの場合、カップに蓋をするので蒸気が逃げません。そのため、抽出中の温度管理が少し変わります。Oak Blend Zoneでは、テイクアウト時は湯温を1度下げて、最後の投湯を少し早めにしています。完全に同じにはなりませんが、できるだけ近い味にしています。

4分という時間は、急いでいるときには長く感じます。でも、その時間があるから甘みが出る。コーヒーゼリーパフェも、この濃度のコーヒーがあってこそです。豆の種類と販売についてはこちらをどうぞ。