スコーンのバターを変えたのは2021年の冬です。それまでは普通の無塩バターを使っていました。よつ葉乳業の発酵バターに変えたとき、焼き上がりの香りが全然違った。お客さんにも「今日のスコーン、なんか違う」と言われました。
発酵バターとは何か ¶
発酵バターは、クリームを乳酸菌で発酵させてから作ります。発酵の過程で生まれる有機酸が、独特の風味と香りを作ります。ヨーロッパでは一般的ですが、日本では流通量が少ない。よつ葉乳業のものは北海道産の生乳を使っていて、香りが強く、塩気のバランスがいい。
スコーンへの影響 ¶
発酵バターを使うと、焼き上がりの香りが豊かになります。バターの風味が前に出るので、砂糖を減らしても甘みを感じやすい。Oak Blend Zoneのスコーンは甘さ控えめですが、それでも満足感があるのは、バターの風味のおかげです。
粉にきたほなみを使う理由 ¶
きたほなみは北海道産の薄力粉です。グルテンが少なく、さっくりした食感になります。強力粉を混ぜると食感が変わりますが、Oak Blend Zoneはきたほなみだけ。シンプルにしたほうが、バターの風味が際立ちます。
焼き上がりが1日2回だけの理由 ¶
スコーンは焼きたてが一番です。時間が経つと、外側のさっくり感が失われます。だから午前10時と午後2時の2回だけ焼いています。焼いた分だけ出して、売り切れたら終わり。作り置きはしません。目当ての方は、焼き上がり時間に合わせて来てください。
スコーンはOakブレンドとの相性がいい。ナッツの甘みとバターの香りが合います。今季はレモンピール入りの春仕様から、夏は少しシンプルな配合に戻しています。この店のはじまりについては、こちらをどうぞ。